こんばんは、ご存じあきらです。
いや、いつまでもやっぱり謙虚にいかなきゃいけないですね。
こんばんは、誰も知らないあきらです。
今回はMicrosoft Power BI Advent Calendar 2021 20日目の記事でございます。
たまには真面目な活動もしてるんですよ、ビックリですね。
今回はこちらの本のお話
BI王子こと清水優吾さんの著書、「Microsoft Power BI入門 BI使いになる! Excel脳からの脱却」ってのの感想でもつらつら並べようかと思います。
いつもどおりテキトーなアレなんで、もぐもぐしながらご覧ください。
そもそもお前BIわかるんかコラ
そもそもあきらってBIわかるの?
って話ですね。
このブログでBI触れたこと実は一回もないですね。
「BIわかるんかコラ」って言われたら、私は「わかるわけねーだろコラ!」って答えます。
真面目なこと言うと、
コチラの本の表紙にもあるとおり、
「データの構造を理解して、可視化・分析を自由自在に」
ってのがBIの醍醐味だと思うのです。
そうなると、「分析」ってなんやねんってなるわけですよ。
そもそも分析してる?
購買データとか売上推移とか前年対比とか、
きちんと分析してんの?
それを効率化、自動化したい!
→BI使おう!
ならわかるんですけどね
二次方程式の解の公式
こんなエピソードがあります。
A「最近子どもが中学三年生になったけど、数学教えてって言われて何も教えれなかったわwww」
ワイ「二次方程式ですか?楽しいですよねw」
A「解の公式ってあんじゃん?あれがなんで公式になるのか聞かれてさ、そんなん習ってないじゃん?」
ワイ「ん?習いましたよ?平方完成で証明できます。」
A「え?」
ワイ「え?」
ってなくらいに
大人になると俗にいう「当たり前」のことも忘れてしまうもので、
今の例でいうと「二次方程式」という代数の科目になるのですが、
では分析はどうなのか。
そうですね「データの分析」という単元がありました。
箱ひげ図だの散布図だの相関係数だの平均だの分散だの偏差だの。
こういうバックボーンがあって知識があって初めて「分析」ってできると思うんです。
そして分析の上位互換で「解析」ってのがあって、
応力や構造力学、水理学や機械工学という風に相関していくわけです。
分析したい!ってなるならまずは分析の仕方を勉強しなければいけないと思います。
ツール使えばできる!ってのは甘えですわ。
DXだのIoTだのは、今アナログでやってる作業を自動化、効率化する「方法」であって目的ではないわけで、
BI勉強した!だから分析や解析ができる!ではない。
そして、相関係数すら忘れているような大人に、1から教えるのはメンドクサイので、私は仕事としてBIはやらない、となるわけです。
この辺わかってんだったら仕事としてではなく、数学でも語り明かしたいですね。
フツーに寝っ転がりながら読める(50ページくらい)
本の話してない!
誰も興味ない話が続いている!
カオス!(?)
なので本の話。
「BI難しい」って観点から見ると、優吾さんはホントにおもろいですね。
序盤がわかりやすい。
というか、操作の話がない!www
→てことは本だけで読める。PC触らなくてもいい!
ってことです。
序盤はホントにismというか、
BIってなんやねん、Dataって何やねん、Power BIってなんやねん、
って話が最初に50ページくらい書いてある。
名前から定義していく、ってのは大事ですね。
「相関係数」っていうのは、「相手と関係する数値に係る数字」って言われたら、「ああ、相手がいないと意味がないんだなー」ってわかるのと同じですね。
たとえば一節だけ言うと、
データっていっぱい種類があるよね
→構造化Data、非構造化Data、半構造化Dataの3つにわけられるねー
→じゃあ次は構造化ってなんやねん!
BIってのはなんや
→そもそもIT用語じゃないんだぜ!経営手法のことなんだぜ!
→だからこそ、方法の一つであるだけでそれをどう使うかが必要なんだぜ!
みたいな感じで咀嚼できる本となっております。
優吾さんっぽいですね。
首もげるほど共感できる言葉も書いてありました。
「作ってもらおう!」という考え方ほど危険なものはない(意訳)
よくあるのが、
内製したいんです!手伝ってください!
というのに関わらずProject入ってみたら、私に丸投げして内製してる気になっている。
いや、それ受注開発やん!って何回ツッコんだか。
ツッコミのキレはM1レベルです。
要件定義して要望を言う、はモノづくりではないですね。
設計施工こそモノ作りであり、それこそが醍醐味なわけです。
覚悟がないなら無理です。
失敗出来ない環境なら無理です。
やりたくない、難しい、って言うんだったらベンダーに作ってもらいましょう。
この本のメインって(私感)
操作方法、じゃなくて考え方とかが主題かと思います。
あと題8章が「おまけ」って書いてあるんですけども
おまけ…約100ページ
「この本300ページの本なんですけど!」
よく考えてみましょう。
最初の導入…50ページ
おまけ…100ページ
残りで使い方の説明しています。
subjectってなんだっけ。
さいごに
工学部とかで論文書いてると、論理的思考能力ってガンガン積もっていくものなんですけども。
今になってわかる、論理の積み上げの仕方。
問題点(背景)→目的→方法→結論→改善→次への課題
という進め方。
この「方法」にあたるのが、ITだったりするだけで、
実際に何もモノづくりの過程というのは変わっていないわけです。
だからこそ「ツール導入したって会社が変わるわけではない」ということを声を大にしていいたい。
そんなことを、わかりやすく説明してくれている本だと感じました。
BIだけの書籍ではありませんので、「内製」を考えている全ての人に読んでもらいたい本でした。
(「Excel脳からの脱却」ってなんだろう・・・www)