Power Automate×Teamsでオンボーディングをサボった話

あんまり見つめられると照れちゃう。

そんなシャイな私のこの気持ち、届いていますか?

あきらこと、表田陽です。

もうこのネタ知ってる人も少なくなってきましたね。

秦佐和子ちゃん大好きなあきらです。

 

この記事は、Power Automate Advent Calendar 2022 12月18日(Calendar3)担当分の記事です。

qiita.com

 

ちょっと足がね

いたくてね…

 

というわけで昔々、ワタシがMVPなんて呼ばれてなかったカスだったころ、Office365UserGroupで登壇させていただきまして、

「Teamsで教育丸投げメソッド」というのを紹介しつつ、いつも通りテキトーに笑いを取ることに向かって全力で走り去ったというお話がありましてね。

それが現在どうなってるか、というお話でもしたいと思います。

 

 

Teamsで教育丸投げメソッドとは

まぁ多くは語りませんね。

クソだったころのクソ資料です。

見たらわかります。

なんて楽しそうに業務ハックしているんだこいつは、と

そう思うあなたが正解です。

speakerdeck.com

 

廃止されたアイデア1「素敵だと思う女子社員に話しかけよう!」

ワタシは今となっては皆さん知っての通りの聖人君子ですが、当時すこぶる性格が悪く、社内でワタシがほくそ笑みながらキーボードを叩いていたら、「何企んでるの?」って上司から聞かれていました。

ただ真面目にPairsしてただけなんですけどね。失礼しちゃう。

 

そんな素敵な性格のワタシが、このオンボーディングシステムの中にいくつか罠を仕掛けていました。

簡単にシステムの紹介をすると、軸がいくつかありまして、

  • RPGのように通常業務を覚えさせる
  • 話しかけやすいような雰囲気を出すミッションを定期的に出す
  • 研修セクションの終わりに確認テストを出す

そんなことを軸に作っていました。

「話しかけやすいような雰囲気を出す」というのがキモですね

 

はい、めっちゃ怒られました。

いやこの仕組み面白かったんですけどね。

珈琲のみたいです!って話したことのない、しかも女性社員に話しかけるチャンスを与える…なんてワタシは優しい先輩なんだ…

しかも選ばれたお局様とかすげぇ天使みたいな表情で極上の珈琲いれてくれてたし!

 

ちょっとお茶目だったなぁと反省はしていますが、

新人が来るたびにオメカシしていた女性陣の顔を私は忘れません。

 

なんで怒られたかって?

裏で集計取ってたからですよね

学校で付き合いたい人ランキングを放課後男子だけ集まってとってるあれじゃん。

可愛いもんじゃないか!

そんなボロクソ言わなくてもいいじゃないか(´;ω;`)

正座させられたのはいい思い出です。

 

廃止されたアイデア2「社長の名前クイズ」

はいこちらも登壇の際は皆さん爆笑してましたね。

研修中に、その研修セクションに合わせて、確認のアダプティブカードが届くようにフローを構築していたんですが、

ただ答えさせるだけじゃつまんねぇな、と思ったわけです。

簡単に言うと、社長の話が長くなってきたくらいの時間にですね。

社長に休憩をはさんでもらって、休憩中ににこんなアダプティブカードが届くんです。

 

社長の名前をフルネームで答えよ

 

当時の社員の方からの声を紹介します

会議室から悲鳴が聞こえた (30台女性)

ひどい、酷すぎる。俺だって書けないのに(40代男性)

社長の名前、なんだっけ?(20代男性)

必死にHP探して社長の名前検索してる新人の顔オモシレーwww(ワイ)

 

当時の新人さんは二度と社長の名前を忘れないでしょう。

 

これも面白かったのに廃止になりました。

理由はですね。

 

ワタシがふざけすぎたんですね。

最初に自己紹介した社長が休憩宣言した後に、上記のクイズが流れてきて、絶望した新人さん達の行動は、「自社ウェブサイトの社長の自己紹介を見に行く」だったんですが、

先回りして社長の名前を変更していたり、

自社ウェブサイトをブラックリストに入れてアクセスできなくしていたり、

そんなことしていたらマジで誰一人社長の名前答えられなくて、社長が悲しくなって廃止になりましたとさ

面白かったのになぁ

 

追加要素1「社員の顔クイズ」(入社1か月未満)

ここからは追加要素ですね。

社員の顔写真と名前でAzure登録されている組織だったので、

このテーブルを使って、毎日出社時間に、

こんなアダプティブカードが届きます。

 

意外とこれは好評で、新入社員が強制的に名前を覚える機会になり、勘違いも減るそうです。

そんなに面白くないのになぁ。

 

追加要素2「駐車場決めワークショップ」(研修終わるまでの)

これも当たりでした。

人が入るときにいろいろ要件が多いんですよねこの会社。

駐車場も足りない足りない言って走り回って、契約が決まったら決まったで、

今度は

「ちょっと新人の女の子の〇〇さん、第二駐車場だと夜帰るときに夜道歩くことにならない!?」

「ワタシを第二駐車場まで歩かせるっていうの!?」

「ハイエースココ止めると二回切り返さなきゃいけないじゃん!」

みたいなナカナカに面倒くさい問題なども、よく生まれていました。

このよくわからないMTGを、すべて新人に放ってしまおう、という施策でございます。

 

こちらの共通目標に対して、ほとんど会ったことのない先輩社員にヒアリングを重ねて、ちゃんと全員が納得するような、新駐車場配置を決めるという、そんな初めてのタスクをこなす仕組みになっております。

狙いとしては、

・議事録をとる(OneNoteの使い方を覚える)

・自分のタスクを把握する(Plannerの使い方を覚える)

・先輩たちにヒアリングする(先輩たちとのコミュニケーション)

・自分たちで考え、納得させる提案を作る(企画立案)

・プレゼンテーション(発表、資料作成、パワポの使い方を覚える)

 

ヒアリング内容も自分たちで決めてFormsを作成してもらうため、

「今、どんな車種を乗っているか」

「男か女か」

「足に持病があるか」

「役職は何か」

中には「あなたは怒ると怖いですか?」

という奇想天外なアンケを作った班もいたほどですwww

結構気にしますよね。

例えば部長に一番遠い駐車場あてがうわけにいかないとか

ワンボックス乗ってる人が隅っこの止めずらいところにしていいのかとか

いろいろ考えると思います。

 

ちなみにこんなアプリを作って考えてもらいました。

最終的に「提出」というボタンを押すと、Power Automateでそれぞれに新配置が送られ、異議がある方はそれ用のアプリで「異議あり!」と返ってきますw

一番特等席を20代の新人君にした本人は、全員から異議を食らっていました。

 

割と丸投げできたし、自立も促せた

はい、結構自立していただけるし、

会社の重要な任務を承ることで、ある程度の責任感を持つことができていると思います。

 

こういうゲームみたいなオンボーディング、みなさんもやってみませんか?

(なぜか怒られるので、調子に乗りすぎないようにね・・・)