学習に困難さを持つ方のための、学習に困難さを持つ方が作るアプリケーション

暑くなってきましたねー、あきらです。

デブって来たから余計にそう感じます。

ITの力でどうにかしてくださいませ。早く痩せさせて!(他力)

身長と髪質だけは瑛太なんです!あとは体脂肪だけなんです!

顔?うるせぇな!仕事しろ!blogなんて読んでんじゃねぇ!

 

さて、Microsoft Virtual Marathon 2022に出走いたしました。

皆さん驚かれたことでしょう。

「あきらさんがあんな真面目な登壇するなんて!!!」

「普段から低音で何言ってるかわからんけど、更に声ガッサガサやんか!」

「何咳きこんでんだ!なめてんのか!」

「他人の功績発表して賞賛されてんじゃねぇよ!硝酸かけんぞゴラァ」

などなど、素敵なお便りが続々と届いています。

みんな大好きだぜ!

 

いやワイは隙あらばフザケタイ人間ですけどね。

今回の話では隙がなかった。というポエミーな表現でまとめておきますね。

ポエミーってなんだっけ?

 

登壇資料です。

speakerdeck.com

 

登壇内容とイベント詳細

今回の登壇は「様々な現場のPower Platform」というタイトルでお届けしました。

が、見た人は思ったでしょう。

「「「全然、様々じゃねぇ」」」

これは結局Diversityを表現したかったので、様々という表現を使っただけなのです。

わかり難くてすみませんすみませんすみません。

 

登壇順が決まってからちょっと内容を変えたという経緯もあります。

順番がですね。

  1. Power座談会
  2. Dynamics座談会
  3. ワイ
  4. 教育系登壇1
  5. 教育系登壇2
  6. 教育系登壇3
  7. 教育系登壇4

ていう順番だったのでね。

なんか教育に繋げるような登壇をしたかったのですよ。

VMって全体でリレーしていくようなスタイルがいいと思ってるのでね。

全体の流れを考えて見てる人にギャップを与えたくないものです。

ですので普段気が利かないカスがなんとなく、ちょっと次の人へのパスを意識したわけです。

お風呂場で髪の毛掃除するときに、集めてポイが張ってあるとうれしいでしょ?

そういうことです(?)

 

 

今回のイベントはcompassページでまとめて下さっておりました。

まとめた方はMicrosoft MVPの太田さんが頑張ってくれてました。

仕事はええよ…レジェンドども…ワイが喉痛くて寝てる間にコンテンツが瞬く間にできていく。

mvp.microsoft.com

 

compassページ

connpass.com

 

Marathonページ

www.m365virtualmarathon.com

 

そしてモデレーターの方々や何といっても日本チームのリーダーの愛さん!

すげぇよ、もう頭あがんねぇよ。

過去の本全部持ってます(たぶん)

SharePointで迷ったときは大体はあなたに頼っています。尊敬します!

そしてなんだかんだあなたの声が好きです///(告白)

平野様の会社でございます。↓↓↓

講習が丁寧です!

www.office-i-corp.jp

 

今回の経緯

もともとは「おっ今年もやるんかー!よっしゃーどのセッション見ようかなー」っていう自宅で一人でパーティーピーポーする予定だったんですけど、

あるイベントで「初参加でもいいですよ!どんどんみんなでバトンつないでいきましょう!」みたいな一言に奮起した方が数名いらっしゃいましてね。

なんならワイMVPとったばかりだし、なんか出走しなきゃいけないんじゃね?っていう普遍的な強迫観念に迫られたわけです。

 

前々日くらいにガンプラお兄さんとパンダさんとお〇じゃさんといっしょ!っていうイベントのテナントでごにょごにょ話していて、

「ワイら何で出走するなんて言っちゃったんだろう・・・」というトークをしてたわけです。

以下その時の会話

ワイ「資料準備どうですか?ワイは安定の0%!」

ガンプラ「もうこの話やめよ!!!もういい!!!イヤァァァァァァァ!!!!!」

パンダ「私たちの裏番組豪華だから!大丈夫だから!てか私たちが裏番組だから!」

ガンプラ「そうだ!私の登壇なんて誰も見ない!そうなんだ!」

ワイ「何自分に言い聞かせてるんですかwwwワイ初日で糞登壇してハードルさげよか?www」

ガン&パンダ「あきらさんはどーせ本番はしれっと客楽しませるじゃん!(殺意)」

ワイ「お、おう…」

 

この会話を聞いて

ワタシは

お客様を泣かそうと決意しました。

おばちゃんとカズとディスレクシア

今回の主役は私ではないですね。皆さんわかったと思いますけど。

そうです。僕の友人であり尊敬するエンジニアの話です。

 

高校一年生ながらJavascriptやPython、そしてPower Appsなどを精力的に楽しく学んでる少年のお話でした。

 

彼には生まれつき識字や書字に障害を持っているディスレクシアという特徴を持っています。

簡単に言うと文字を正確に書こうとしても下のような文章になってしまうのです。

これは字が汚いとかそういう問題ではなく、正確に文字を認識しているつもりでも、それを書字しようと思うと脳信号からの伝達が必要なのですが、そこが違うタイプの脳構造になっているため上記のような書字になってしまう、というものです。

 

想像できるでしょうか?

例えば先生に「今から遠足の持ち物を書くからね!ノートに書き写して親御さんに伝えてね!」と言われても

彼らは書くことができない。

翌日、「なぜ持ってこなかったんだ!」と叱られてしまう。

本人はどんどん「自分はなぜこんな当たり前のこともできないのか」と自己嫌悪になってしまう。

 

想像できるでしょうか?

計算は十分暗算できているのに、それをテスト用紙に書くことができない。

もちろんそれを返却され、つく成績は最低評価。

文字が書けないだけなのに、理解はできているのに。

 

そんな中で、エンカレッジ桃花台という塾に通い始めます。

ITの力を借りて、PCの勉強をして、

どんどん元気になっていき、気が付けば塾長は教えることがなくなり、教えを乞う側にw

encourage-toukadai.com

自分の力で道を切り開いていった彼を私はとても尊敬します。

 

感謝と恩送り

そもそもカズの

「自分のような障害を持っている人たちが、ほかの人と同じように楽しく勉強できるそんなアプリを作りたい」

の一言から始まった、このプロジェクト。

ワイはダークなエモーションのホルダーなので、

 

ワイ「塾長に売りつけよう!」(悪意)

 

そんな気持ちを純粋無垢に持っていたんですが、

 

カズ「お世話になった塾長に送りたい」(善意)

 

もうね、目から鱗ボロボロ

え?大人ってこんな汚れるものなの?

いやワイが高校1年のときって女性の下半身の構造しか考えてなかったんだけど?

天使かなんかなの?

その時は流石にワイの目に一筋の涙がこぼれそうでこぼれなかった。

 

ただここで思ったわけですね。

Pay it forwardという言葉を。

 

カズがしたことは2つ

  • 自分のような障害を持つ子の未来を明るいものにしたい
  • お世話になった塾長に恩を返したい

これ2つとも素敵な恩送りですね。

 

結構サラリーマンだといるわけですよ。

「自分のころはこんな風にしごかれた!だから俺もお前をしごく!」

みたいなね。

超くだらない。

現行踏襲っていうのは、変化に対極にあるもので。

松下幸之助さんも「現状維持は衰退の始まり」だとおっしゃってます。

 

なかなか全文書かれることないのでね。

書いてみるとですね。

 

"人間は変わることに恐れを持ち、
変えることに不安を持つ。
しかし、全てのものが刻々と動き、
一瞬一瞬にその姿を変えつつあるこの世の中。
「うまくいっているから十分だ。」
と考えて現状に安んずることは、即、
退歩につながる。
今日より明日、明日よりあさってと、
日に新たな改善を心がけたい。"

 

幸之助えええええ!って叫びたくなりますね。

考える葦である我々が「変化をしない」という選択肢を選ぶことが滑稽ですね。

 

カズは私がおっぱいのことしか考えてなかったときに、「成長と変化」そして「未来」についてきちんと考えていたわけですね。

自慢の友人です。

 

真面目なキモチと告白

ワタシ20代後半で鬱になってるんですが、

その原因がそもそも「群発頭痛」って病気なんですわ。

brand.taisho.co.jp

 

後天性の群発頭痛。

海外では身体障碍者に分類される病です。

日本ではなんかしらんけど健常者として扱われる。

まぁ別にいいけど、これが原因で社会で働けないやつもいるんやで。

今更可哀そうとかって言葉はいらんけどな!自分でなんとかしたからな!ワイ最強!

有名どころだとダニエルラドクリフさんとかがそうですね。

www.j-cast.com

 

簡単に言うといきなり視界が真っ白になり、悪魔に取りつかれたように頭を抱え意識がなくなる、みたいな病気です。

目の奥にある神経を悪魔がバイオリン弾き始めるみたいな感じですかね。

思い出したくもない!

 

ただワタシは基本アホなんで、そんな頭痛が起こっても、「走ったら治る!」と河川敷をMarathonしてた男でしたので事なきを得ていました。

 

そんなときに「障碍者手帳をとりますか?」と言われたのですが、

ぶっちゃけ日常生活頑張ってたら、そんなもん要らないんですわ。

 

大別のために「障害者」「障碍者」「ギフテッド」とかって言葉使われて、

可哀そうって言われて、「障害者」の「害」の字が侮辱だとかなんとか…

当人からするとどうでもいいわけです。

 

その辺に理解があるぜおじさんやおばさんが、「本当に僕らがしてほしいこと」を正しく受け取らず、「彼らはこういう表現が辛いに違いない!」って勝手に動くんです。

だんだんと、

周りが信じられなくなり、

誰にも相談できなくなり、

自分で未来を切り開こうとする。

その一歩すら「大丈夫だよ」「ゆっくりでいいんだよ」「君はほかの人と違うのだから」と言われる。

 

どうか「障碍者なのにすごいでしょ!」「子供なのにすごいでしょ!」って言わないでほしい。

 

僕たちはただ一人の人間として、

みんなと同じく努力の仕方を工夫して、

みんなと平等に笑いあう世界が好きなんだ。

対等になるための努力を一瞥しないで。

 

未来を作る

ものづくりの根本というのは「今ないものを創作する」という信念なのです。

そのトリガーはたくさんあると思います。人間の七つの大罪とよばれるようなものが中心だと思います。

 

現行踏襲が過去を大切にする信念ならばそれはそもそもモノづくりというのでしょうか?

失敗していい土壌があれば、現行踏襲なんて誰もしないでしょうに。

挑戦に目を輝かせるでしょうに。

その手を淀みなく失敗に向かって動かすでしょうに。

朝も夜も問わず、おもちゃを与えられた子供のように熱中するでしょうに。

 

そんな土壌が広がっています。

コードという手段を使わずとも、モノを作れるようになってきています。

先人たちが未来を夢見た結果です。

失敗を怖がるより、やったことないからと割り切るより、

まずは挑戦してみませんか?

 

さぁ、私たちは誰のためにモノづくりをしよう。