今回は本のレビューです。
ワイ程度の解釈なんて大したお話しではないですが、この界隈の売上貢献のための一助になりましたら幸いですわ。
さてレビュー!(慣れないことしてるとそのうち気が狂いそう)
こちらの書籍のレビューになります。
- 第一章:ちーむ?ちゃっと?ぱぶりっく?ぷらいべーと?キエエエエ!
- 第一章:担当者がやめちゃった!どうしよう!
- 第一章:ゲストが機密情報見れるとまずいよおおおお
- 第一章:TeamsにCCって必要なの?
- 第一章:Teamsの枠を越えて…
- 第二章:外部ユーザー?ゲスト?キエエエエエエエ!
- 第二章:チャットのつかいかた
- 第三章:会議設定めんどくさいのおおおお
- 第四章:アプリと個人設定について
- おわりに
第一章:ちーむ?ちゃっと?ぱぶりっく?ぷらいべーと?キエエエエ!
恐らく、運用担当者が説明するのにメンドクサイと思う一歩目が第一章に書かれておりました。ユーザー企業担当情シスあたりに助かる内容ですな。
自分は2年前くらいからTeamsを活用しているため、当時「private channel」という考え方はなかったので、その機能自体は中々新しい機能として認識している。
新しい機能というのは十分な検証を行ったうえで、情シス部門から導入施策を考慮し運用を決めて導入される。
この一章はそれを明示的に表してくれている、そしてファイルの運用や管理のしやすさなども提示されているため、とても分かりやすい。
例えば「privatechannelは限定されたメンバーでの情報共有はしやすいが、管理は煩雑となる」などユーザー目線と管理者目線がかかれているのがとてもわかりやすいのではないだろうか。
タブに関しても「運用」の目線が多く書かれており、「間違いを許容できる雰囲気を作る」ということを重要項目として記されており、著者の経験が活かされていると考える。
非常に感銘を受けるのが、firststepとSecondstepが考慮されている点。
導入担当者からすると「完璧」というものを求められがちなこの昨今で、「まずは○○からやってみよう」という考え方は、幼稚な言葉だが「優しい」と言わざるを得ない。
「優しい」という言葉は「易しい」を含んでいる。多機能で高機能なTeamsという媒体を導入するのに、この言葉以上に導入担当者を支える言葉は存在しない。
第一章:担当者がやめちゃった!どうしよう!
第一章の項目4で書かれているのは、メンバーの管理方法だ。
member/administratorの違いとpublic/privateに関して表にされており、そのまま管理者マニュアルに載せられる内容となっている。
特に担当が辞めたときの導線も詳細に理由を添えて書かれているため、頻繁な担当者変更がある会社の担当者にも朗報なのではないか。
第一章:ゲストが機密情報見れるとまずいよおおおお
という方におすすめなのが、第一章項目5.
ざっくりいうと専用Team作りましょう。という解を理由と共に示してくれます。
またよく質問に上がる「他のテナントどうやって行くんですか?」という疑問にも的確に答えているため、ユーザーに本を投げつけてもいいレベルだ。
第一章:TeamsにCCって必要なの?
こちらもよく話題に上がる内容。
第一章項目12では、メンションや通知についての活用が明言されている。
「チームへの投稿はmember全員に対して投げられる」というCCに即しているという考え方が書かれている。
つまりToだけをメンションで投げてあげればいいわけです。
運用に困るタグメンションに関しても言及されているので、運用に迷われている方にはお勧めです。
メンションする対象者が多くなる場合は、省略されてしまう後方につけるなどの工夫も光る項目となっています。
第一章:Teamsの枠を越えて…
第一章項目22では、共同編集のTipsや履歴の参照などが書かれている。
Teamsだけではなく、それを入口として多種運用の施策まで細かく書かれており、
「ファイルの運用」にまで観点を許している点が、運用担当者には朗報なのではないか。
私もTeamsをハブとしてファイル管理を試みたい人間ではあるが、ここまでの運用ルールをユーザーに対して提示したことはない。多種多様なアプリとの連携を色濃く表現しているものと考える。
その後の項目25では「Power Automate」での利活用も書かれており、サンプルとなるフローの作り方も分かりやすく描かれているため。Power Automate初学者にもおすすめとなる。
第二章:外部ユーザー?ゲスト?キエエエエエエエ!
イマイチ知られていないのがコチラの内容。
第二章の外部ユーザーとのやりとりである。
特定のチームに対してお客様等を迎えるときは「ゲスト」として迎えるのが一般的なコミュニケーション手法だが、それ以外に「外部ユーザー」という考え方がある。
外部ユーザーの扱いと、そのコミュニケーション方法について書かれている。
もちろん注意点や、その違いについても図を用いて詳細に書かれており、利用環境についてもまとまっていてとても分かりやすい。
「Skypeユーザーともチャットができる」という言葉が朗報な担当者もいるのではないだろうか。
第二章:チャットのつかいかた
第二章の項目31ではチャットの固定などについて言及。
こちらも私はよく使っているものだが、よく考えたらあまり人には言ってない機能となっている。こういう時にこの本をユーザーになげつければいいのか!と嬉しく思う。
グループチャットについても言及されており、「なんで俺がこのグルチャにはいってんだよ!」という場合は、任意で抜けてしまおう。などのTipsが書かれている。
コチラに関しても、ルール決めの一助となる。
ミュートや固定の仕方が普及すれば、「通知が多いんだけど!」という理不尽なクレームにも対処できる。
第三章:会議設定めんどくさいのおおおお
コチラの本でのおススメは何といっても三章のビデオ会議編。
コチラが一番ユーザー企業で質問が多く面倒だった。
こちらでのクレーム=お客さんと会議をしたい時、だったりするために、
素早い解決が求められる。
channelから始める方法/カレンダーから始める方法/グルチャから始める方法に関しての違いが簡潔に表でまとめられており、こちらも素敵なものとなっている。
目線として、会議招集者の設定方法、参加者目線のセルフ設定方法、そしてデバイスの設定、最終的には「画面共有するときはデスクトップを片付けておく」のようなマナー本もビックリなTipsも書かれており、ユーザー目線を如何に大切にしているか見て取れる。
素敵な記述がもう一つ。
「ハウリングについて」
全体会議を今の時代でもオンサイトで行いたい!という企業は実は多い。
その際に、会議参加してハウリングが発生して、「ちょっと情シス呼んで来い!」という事象は準じて多い。呆れるほど多い。
その際にスピードが求められるため説明している時間がなく、ストレスばかりかけられて誰ひとりその方法を模索する冷静な人がいない、という状況にも繋がる。
Teamsのようなこのご時世、ユーザーが頻繁に使うツールは、ユーザーが如何に使いやすいマニュアルを作るかが重要と考える。
導入の際はハンズオンのような初動教育、忘れたころに定例教育、管理者向けの管理者教育などのSectionを企てて、「どこまでを管理者がどこまでをユーザーが行うか」の明確化をせざるを得ない。
その際の切り分けの方法模索の一助として、とても有用な章だと認識した。
また、現在(2021/7)ではウェビナーをオンラインで行うことも多く、配信の面でもTeamsは有用なツールと言える。
それに対し、きちんとした手順やユーザーが何ができるか、という詳細を書かれていることがとても好感が持てる。イベントの参加方法、コメントの仕方など至れり付くせりの内容となっている。
第四章:アプリと個人設定について
私がTeamsで一番好きな機能がコチラ。
「アプリの登録ポリシーを設定できる」という点です。
PCセットアップの時に毎回アプリケーションを個別に設定することが面倒で仕方がないのですが、これを使えば初期セットアップ時に左側のバーに登録が可能。
そうすると決められたテナントでアプリをインストールするだけで、使用が可能となる。
キッティングの時短として私自身もお勧めの導線が詳細に書かれている。
私のブログでも紹介していますので一読ください。
また今後展開される機能についての情報共有手段など有用なコンテンツがあふれており、今後私の顧客にも広めたいものである。
おわりに
全体的に、管理者/ユーザー/ゲスト/外部についての記述が表でまとめられているのが、個人的にはとても理解がしやすく、読みやすいものだった。
Power Platform芸人の1人としては、コネクタに関しても書いてあると素敵だと感じたが、流石に贅沢にも程があるので、個人的に一度まとめて書籍でも作ってみようかと思う。(思うだけで終わると思いますwww)
こんな論文口調でブログを書くのはつかれるぜベイべ!ってことで、
いつもの感じにもどりますが、office365勉強会枠で「著者に挑戦!こんなこともできるんだぜ!企画」もありますw
LT申し込んだけどwやべぇwwwこの本強すぎwww
恐らく今からTeamsを導入する人にはうってつけの一冊になっておりますので、
是非会社、個人に一冊ずつ置いてみてはいかがでしょうか?
(安くない?)